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 島原店【ひととき。】です。

１０数年前に右膝に人工関節の手術をされた方ですが、その後から左右の脚の長さに１㎝以上の差が残ってしまいました。その結果、長時間の歩行が困難となり、その後の腰痛で悩んでおられます。
この方の場合は、手術をしていない左脚が１㎝ほど長くなってしまった結果、歩行時には左膝を常に曲げた状態で歩かれ、左足には十分に体重を乗せることができず、体幹の左右への揺れも大きくなっておられました。
それによって、長く歩けず、腰が痛くなる症状が続いておられたと思われます。

そのために、今回は右脚のシューズをミッドソールで１㎝補高加工を行いました。

ただし、アウトソールを補高すると、アウトソールのデザインが左右で違ってしまい、見た目が悪くなるのと足底の感覚に影響して転倒リスクにつながるため、今回はミッドソールでの補高にしました。



そして、さらに異常歩行の微調整のためにインソールを作成いたしました。

その結果、脚の長さの違いが解消して、歩行状態はかなり良くなっておられます。
しかし、長年、脚の長さ違いで歩いておられましたので、この状態に慣れるのにもう少し時間はかかるとは思いますが、徐々に長距離の歩行も可能となり、その後の腰痛も軽減することが期待できます。

脚の手術後に脚の長さ違いによる障害で困っておられる方々に多くご来店いただきます。
まずは可能な限り施術などでの脚の長さの差を少なくするように試みますが、それでも残る脚長差は器質的な問題としてシューズの加工などが必要と考えています。

長く歩くと調子が悪い。長く台所に立つと調子が悪い。などの症状で長年お悩みの方は、1日の中でも一番長く履いているシューズに目を向けてみられてはいかがでしょうか。

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