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重度の巻き爪の方です。

重度の巻き爪であってもあまり痛みがない方もおられます。
そのような方は、長年の爪の悩みから常にある程度の長さを保って伸びた状態で管理をされていることが多いようです。
しかし、長く伸ばせば靴が履きづらく、正しく足の指を使って歩けないことから歩行姿勢も悪く、歩くことを控えるため歩行能力の低下にも繋がります。

そのため、巻き爪はできるだけ補正して歩くのに支障がない程度にしていただきたいと思います。

今回の症例の方も３０年以上巻き爪に悩んでおられます。
痛みのため好きな街歩きや旅行なども巻き爪の痛みと相談しながらの生活だったようです。

補正前の状態はこのような状態です。

《補正前》

《補正後》

今ではほぼ痛みを感じることなく街歩きができるようになっておられます。
新型コロナの影響で現在は好きな旅行はできておられませんが、終息後はまた旅行したいと話しておられます。

長期間の巻き爪の悩みはその方の日常生活に大きな影響を与えて、QOL（生活の質）の低下をもたらします。可能な限り適切なケアを行って、快適な生活を送れるようにサポートさせていただきたいと思います。